開催が迫る平昌オリンピック
いよいよ開催が来月に迫っている「平昌冬季オリンピック」。日本からほど近い韓国での開催ということもあり、注目している方も多いのではないでしょうか?特に日本ではメダルが期待される選手も多数ういることから、現地へ応援へ行く方もいると思います。
でも、気になるのが治安や情勢。韓国自体は治安も悪くなく、安全に旅行が楽しめる国でもありますが、問題はそのお隣の国。そこで今回は平昌オリンピックに参加が噂されている北朝鮮にスポットを当て、海外の反応なども調べていきたいと思います。
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平昌オリンピックに北朝鮮の参加が決定!
これまで平昌オリンピックへの前向きな参加を表明していた北朝鮮ですが、1月20日に正式に参加表明を果たしました。この決定はスイスにあるIOC本部で行われた会議で決定され、これにより北朝鮮の参加が認められた形になります。
しかし、これは北朝鮮が一方的に「出たいから出させて!」と言ったものではなく、元々は同じひとつの国である韓国側が交渉を続けてきた結果とも言えます。特に韓国の大統領ムン・ジェイン氏は、北朝鮮に対しかなり友好的な立場をとっており、戦争や争いを避けるためにもぜひオリンピックに参加して欲しいと低姿勢をみせてきました。
実際、過去のオリンピックでも北朝鮮選手は出場しており、スポーツ面においてはかなりの実力を持っているとも言われています。また、応援団なども豪華であり、群舞を見せたこともあるようですよ。
平昌オリンピックで北朝鮮が参加する種目は?
北朝鮮チームが参加する種目はスケート、アイスホッケー、スキーの3競技で選手は合計22人となります。実際、例えばフィギュアスケートやカーリングなどに選手がいるのかどうかは分かりませんが、3種目に出場するということで注目を浴びています。
しかし、アイスホッケーに関しては「韓国と合同チーム」というのが前提で「南北チーム」として出場することに決まっています。これは南北統一をはかりたい韓国・ムンジェイン大統領が昨年6月から北朝鮮側に伝えてきたことで、アイスホッケー女子チームは半分が韓国選手、もう半分が北朝鮮選手となります。
チームは「コリア」として出場し、通常は韓国は「サウスコリア」北朝鮮は「ノースコリア」と表記されますが「コリア」とすることで決定しています。
でも、日本国内からは反発の意見も出ていて、韓国と北朝鮮が統一したいという気持ちは多いに理解しているものの「実際の選手レベルの影響」や「チーム人数拡大措置」などに納得がいかないという方もいるようです。