日常生活で多く使用する「すみません」
お店で店員さんに声をかけたりと、人に呼びかけるとき「すみません」「あの~」という言葉を使いますよね。では、韓国人に自分から話しかけたいときには、どのような韓国語を使ったらいいのでしょうか。
また、日本語の「すみません」は、「謝罪」や「呼びかけ」の表現として同じ言葉を使えますが、韓国語では「謝罪」のときは「죄송합니다(チェソンハムニダ)」、「呼びかけ」のときは「저기요(チョギヨ)」などと全く違う言葉となります。ここでは、例文を合わせて詳しく解説していきたいと思います。
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韓国語「すみません」の発音チェック!
”저기요”は、”チョギヨ”と発音します。この「저기요」は「あそこです」という意味もありますが、人に呼びかけるときには「あの」や「すみません」という表現になります。
”죄송합니다(チェソンハムニダ)”という単語には、日本人には馴染みのないパッチムという音が含まれているので、正確に発音することが難しいかもしれません。実際に発音するときには、”チェソŋハmニダ”となります。”ㅇ(イウン)”のパッチム発音は”ŋ”となっており、日本語の「りんご」の「ん」に近い音です。
韓国語で「すみません」と声をかけるときには「チョギヨ」を使う?
「저기요(チョギヨ)」とは、日本語で店員さんを「あの」「ちょっとすみません」と呼びかけるときの言葉です。この「저기요(チョギヨ)」のほかに、「여기요(ヨギヨ)」という表現もあります。意味は同じなのですが、若干ニュアンスが違うようですので、ご紹介いたします。
저기요(チョギヨ):相手が自分の存在に気づいている(と思われる距離・状況)
여기요(ヨギヨ):相手が自分の存在に気づいていない、もしくは認識していない、気に留めていない(と思われる距離・状況)
例えば、チョギヨは店員さんが近くにいて、商品の値段をたずねるときは下記のような言い回しになります。
”저기요 이건 얼마예요?(チョギヨ イゴン オルマエヨ?/すみません、これはいくらですか?)”
ヨギヨの場合は、相手に自分の存在に気づいてもらう状態ですので飲食店などで使用することが多いです。
”여기요 물 좀 주세요.(ヨギヨ ムル ジョム ジュセヨ/すみません、水をください。)”
ニュアンスは若干違いますが同じ意味ですので、そんなに神経質にならなくても大丈夫です。