韓国文化

韓国には伝統的で有名な祭りがないって本当?韓国の祭りについて調べてみた!

2017年7月6日

 

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世界各国にある伝統的なお祭り

日本には江戸時代から続く「花見」や「花火見物」などがあり、その村や町ごとに何十年も続いている伝統のお祭りなども多くあります。中国では新年祭りが100年以上の歴史を持つと言われ、アメリカの有名なお祭りハロウィンも100年以上、世界的に有名なブラジルのサンバ祭りなども100年の歴史があると言われています。

では、お隣の国「韓国」でも、そのような伝統のお祭りはあるのでしょうか?今回は韓国のお祭り文化と共に、韓国で有名ないくつかのお祭りもご紹介していきたいと思います。

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韓国に伝統的なお祭りは存在しない?

 

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韓国では燃燈祭やマッド(泥)祭り、花火大会などのお祭りがありますが、実はどれも過去10年から20年ほど前に始まったとされるお祭りが多く、昔から受け継がれている伝統的なお祭りというのは存在しません。

その理由を分かりやすく、ご説明していきましょう。韓国は昔、朝鮮王朝であり「身分や階級の差」を徹底して管理していたと言われています。その一番上の階級であった「両班(ヤンバン)」に反抗して、貧困に苦しんだ低階級層の人たちは、たびたび反乱を起こしたそうです。

そのため、そういった反乱を防ぐために両班は「民衆が集うこと」を禁止し、祭りや宗教行事などを徹底して排除したとのこと。身分や階級の差がはっきりしていた当時は、両班と一般市民が一緒に楽しむことなどあり得ないことと考えられており、すっかりお祭りは消えていきました。

そして時代が進むにつれても、元々そこに住んでいた住民ではなく「都市部から任命された行政官」が地方を治めたため、地域の行事や祭りを復活させることもなく、現在に至ったと言われています。

実際に高麗時代には「石戦」という、民衆が集うお祭りも存在しました。お祭りと言っても、みんなで踊って食べて!というお祭りではなく、その村ごとで石を投げ合う遊びで、簡単に言うと「大規模雪合戦の石バージョン」という感じですね。しかし、死者が出るなど危険なことと、勝負がつかず何日も石を投げ合うことから政府が禁止したようです。

韓国では桜の季節にお祭りが多くなる?

 

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日本で祭りの季節といえば「夏」ですが、韓国では桜の開花に合わせて開かれるお祭りがとても多くあります。ここでは、韓国で有名ないくつかの桜祭りをピックアップしてみました!

鎮海軍港祭

慶尚南道にある昌原(チャンウォン)で、毎年4月上旬に開かれるお祭りです。30万本を越える桜が咲き誇り、韓国内で最大の桜祭り。お祭りは例年、1週間ほどの短い期間ですが、会場周辺では様々な体験行事やアイドルによる公演なども行われます。

桜マラソン&ウォーク

仏国寺などの世界遺産がある慶州(キョンジュ)で、毎年行われるお祭り。韓国でも特に桜の名所として知られている慶州の普門湖畔に沿って20万本の桜を見ながら、マラソンやウォーキングを楽しみます。夜にはライトアップもあり、離宮と夜桜を同時に見られると観光客からも人気があります。

汝矣島春の花まつり

韓国の国会議事堂があるソウル・汝矣島(ヨイド)で、毎年行われるお祭り。このお祭りに合わせて、日本からもツアーが組まれるなど、外国人観光客には一番知名度のある桜まつりかもしれません。お花見だけではなく、公演やパフォーマンス、各種展示などを楽しむこともでき、1日中楽しむことが出来ますよ。

日本でも、全国でお花見や夜桜を楽しむことが出来ますが、たまには韓国でお花見するのも新鮮かもしれませんね!ちなみに、韓国ではお花見会場にも出前が来てくれるため、みんなでチキンやラーメンを食べながら盛り上がる方が多いようです。

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