水原とは
韓国の首都・ソウルから1時間ほど、ほぼ韓国の中心の場所に位置する水原(スウォン)。世界文化遺産である水原華城や2002年日韓ワールドカップに合わせて建設された水原ワールドカップ競技場などもあり、1年を通して多くの観光客が訪れます。
今回は韓国・水原の名物グルメやおすすめホテル、そして水原の観光に欠かせないスポットまで、詳しくご紹介していきましょう!
韓国水原の基本情報と天気
京畿道(キョンギド)にある水原市(スウォンシ)人口116万人の都市。首都ソウルからは南方へ40kmで車で約1時間の距離にあります。特急列車を利用すれば30分でアクセスが可能であり、ソウルから日帰りツアーや地元の子供たちの遠足にも人気のエリアです。
水原駅前はソウルの中心地とあまり変わらず、飲食店やファッションビルなども多く立ち並びますが、一歩街へ入ると、大きな城壁に囲まれる城や歴史的建造物などを見ることが出来ます。1つの街で、ショッピングや観光も楽しめるのが水原の良いところですね!
天気や気候は、ソウルと変わらず、冬場は日本の北海道くらいの寒さになります。真冬になると氷点下15度くらいまで下がり、雪が降ることもありますが、春から秋にかけてはとても過ごしやすい気候に変わります。
韓国で人気の観光地“水原華城”
水原の街を取り囲むようにして建つ城壁「華城(ファソン)」。朝鮮王朝時代後期の1794年に、第22代王・正祖(チョンジョ)が悲運の死を遂げた父のために、2年8カ月かけて造り上げたと言われています。
朝鮮に長く伝わる城の建築技法に加え、石とレンガを併用するという西洋の近代的な技法も取り入れ、優れた機能性と建築美を兼ね備えた城壁になっています。
当時の工事の記録なども、全て完全保存されており、建築的にも高い評価を得ていることからユネスコ文化遺産に登録され、世界遺産となりました。
総面積は130haで、東京ドーム28個分にであり、全長は5.7kmにも及びます。華城には東西南北に4つの門が設置され、その他にも砲台や桜閣など41もの建造物が立っています。中でも「華城将台(ファソンジャンデ)」と呼ばれる、軍事を指令していたと言われている場所は、水原の街並みを一望できることから、観光客に一番の人気の建物となっています。
また、水原華城は韓国人気ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」や時代劇「イ・サン」「雲が描いた月明り」のロケ地としても有名であり、老若男女どなたでも楽しめるスポットでもあります。
城壁内は階段や坂などは多く、上り下りも激しいため、訪れる際には歩きやすい靴や服装をおすすめします。また、歩くのは大変という方には華城の有名スポットを周る「華城列車」も運行されているため、そちらを利用するのが便利ですよ!