最近では国内旅行が人気の韓国
日本と同じように、夏の長期休暇やお正月休みには海外で過ごす方が多い韓国。秋夕や旧正月に、地方の実家へ帰ることも少なくなり、核家族化が進んでいるため海外旅行を楽しむ方が多い印象です。
しかし、ここ数年で韓国の国内旅行人気が急上昇!日本と同じく不景気であることや、国内で行ったことのない場所を訪れて、ゆっくり休暇を楽しみたいという方が増えてきているようです。
国内旅行はなんと言ってもお値段の安さが魅力で、特に韓国はソウルと釜山以外の都市には多くの自然や海があることから、人気スポットがとても多いんです。
そこで今回は韓国人に人気の「国内旅行スポット」をまとめてご紹介!夏に訪れたいフォトジェニックなスポットをたっぷりご紹介していきましょう。
【関連記事】
江原道 江陵(カンヌン)
美しいビーチが連なる東海岸の都市・江陵。2018年に行われる韓国・平昌冬季オリンピックのフィギュアスケート、スピードスケート、カーリング、アイスホッケー種目の競技開催予定地です。
海岸沿いにある鏡浦湖(キョンポホ)を中心に、観光名所である烏竹軒(オジュッコン)やホテル、江陵郷土料理の豆腐店が集まった草堂(チョダン)スンドゥブ村があります。
江原道 寧越(ヨンウォル)
ソウルの東の玄関、清涼里(チョンニャンニ)駅からムグンファ号の列車に乗って3時間ほど行くと、江原道の南部にある寧越郡(ヨンウォルグン)に着きます。
高い山に囲まれた寧越郡は大量の石炭を生産していた炭鉱の都市で、「黒い村」あるいは「灰色の炭鉱村」と呼ばれていました。かつては炭鉱で働く人たちとその家族でにぎわっていましたが、石油や電気が使われるようになって、20年ほど前に炭鉱が廃坑になると、寧越は活気を失ってしまいました。
しかし、数年前から寧越郡は黒い炭鉱のイメージを果敢に脱ぎ捨て、都市全体に活気を吹き込むためにさまざまなテーマの博物館を誘致し、「博物館の都市」という新しい都市のイメージ造りに取り組んでいます。
江原道 太白(テベク)
江原道南部に位置する太白市は、太白山の麓にあります。中央に標高1,171mの山があり、その周囲を山々が屏風のように取り囲んでいる海抜650mの高原盆地で、人口は4万8千人足らずという小さな都市です。
かつては鉱山開発の都市として知られていましたが、今では街自体もとても古くなり、建物にも歴史を感じます。しかし、その一方でフォトスポットが多く、自然が多いことから近年人気を集めているスポットです。
江原道 平昌(ピョンチャン)
平昌郡は、大韓民国江原道の郡。ソウルから車で約3時間の距離にあり、太白山脈の名山である五台山や、スキー場のある龍平スキーリゾートがある。自然が豊かで自然環境を楽しむ観光客が訪れるところとして人気があります。
2018年冬季オリンピック会場開催地としても知られており、今年12月には平昌駅も開業する予定なので、さらにアクセスが便利になり、観光客が増えることが予想される都市ですね。
京畿道 楊平(ヤンピョン)
自然豊かな美しい環境に囲まれた楊平は、龍門山(ヨンムンサン)をはじめとした登山やキャンプ、冬はスキーなどのアウトドアスポットとして人気です。
紅葉の時期になると、龍門寺にある樹齢1100年を超えると伝えられている大銀杏を見に、多くのハイキング客で混み合いますよ。
忠清尚道 唐津(タンジン)
韓国中西部にある忠清南道・唐津はは遠浅かつ海岸が入り組んでおり、昔からワタリガニの魚場としても有名です。このワタリガニを韓国醤油に付け込んだものがカンジャン・ケジャンです。カニ味噌と醤油の絶妙の味のバランスで、どんどんご飯を食べてしまうことからご飯泥棒と呼ばれています。
この一帯はかつて仏教が盛んな百済の領域であったことから、現在でも寺院址や石仏などが数多く残っています。
全羅南道 順天(スンチョン)
全羅南道の順天は、自然と美味しいものがいっぱいの地域です。2012年にお隣の町である麗水(ヨス)で「麗水エキスポ」が開かれたために、麗水とセットで順天を訪れる人も増え、2013年には順天湾国際庭園博覧会が開かれたことでさらに注目を浴びるようになった地域です。