韓国料理はキムチだけじゃないんです!
韓国料理と言えば「キムチ」ですが、韓国には長い間受け継がれている料理がたくさんあるのをご存知ですか?
日本で「夏バテ防止に食べるのはウナギ!」というように、韓国では「暑い日にはサムゲタン!」「雨が降る日にはチヂミとマッコリ!」など、実は面白い食文化があります。
そこで今回は韓国の食文化を徹底調査!韓国食文化の歴史や代表的な料理、韓国旅行にも役立つ韓国の食事マナーなどをご紹介していきましょう。
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韓国食文化の歴史をご紹介!
韓国には昔から言い伝えられている「タングン神話」というお話があります。これは、ある日、天で暮らしていた王子が人間界を治めるために地上へ降りてきて、熊や美女と出会う・・という話。この中に登場するのが韓国料理で欠かせない「ニンニク」。そこから、ニンニクが韓国を代表する食材になったと言われています。
また韓国料理の根幹は旧石器時代とされており、農耕文化を経て、焼く・煮る・蒸すなどの文化が発展していき、現在の韓国料理に繋がったと言われています。この辺りは、日本とあまり歴史が変わらないようですね。
韓国食文化の特徴とは?
韓国食文化の特徴は日本と同じく「米が主食」ということの他に、「薬食同源」という言葉があります。これは「食べるものは全て体にとって薬になる」と言う意味であり、ご飯・スープ・メイン料理・おかず・キムチを並べて、バランスの良い食生活を心がける根源になっています。
また、韓国ではスープの種類が豊富なことも有名です。日本で汁物と言えば味噌汁と、お吸い物程度ですよね。外国から入ってきたポトフやコンソメスープなどを除けば、日本で生まれたスープというのは実は種類が少ないように思います。
一方、韓国では「誕生日にはこのスープ」「宮廷料理にはこのスープ」という感じでスープの種類が豊富であり、キムチチゲやサムゲタンなど、スープを主食とするメニューが多いのが特徴的です。
韓国食文化にマナーはあるの?
韓国では食事の時にはスプーンと箸を使うのがマナーです。日本でもスープを使いますが、韓国ではごはんを食べるときもスプーンの方が多いですよね。これはお粥文化が発達した名残と言われており、スープを欠かさない韓国ならではの文化だと思います。
また、日本では「1人前」として分けられるプレートも、韓国では大皿で出てくることが多いです。これは「大勢で囲んで食べる文化を美徳」と考えている韓国ならではのマナーで、お皿や鍋を直接つつくのがマナーのひとつとも言えますね。
そして、韓国旅行で日本人がやってしまいがちなことと言えば「茶碗を持って食べること」。私たち日本人からすると、茶碗を持たずに食べるなんて、子供の頃に怒られた方も多いと思います。しかし、韓国で茶碗を持ってごはんを食べると「がっついている」「マナーが悪い」「乞食のようだ」と言われることもあるんです。
「郷に入れば郷に従え」ではないですが、韓国を訪れる際には周りの韓国人を見ながら、見よう見まねで食事を楽しんでみると良いと思います。