韓国のお盆期間中はお店がお休みになる?
韓国では、旧正月ほどではないのですが、お盆期間中はお休みとなるお店が多くあります。特に主要のデパートや百貨店では、暦通りにお休みとなる場合がほとんどです。
街中の飲食店でもお休みになることが多いですが、これは仕入れする市場自体がお休みとなってしまうため、食材を確保できなくなるという理由が大きいですね。間違っても、お盆期間中に韓国でレバ刺しやユッケなどは食べない方が良いかと思います・・。7日間という連休を考えれば、生ものには手を出さないのが先決です!
一方、明洞などの繁華街はお盆期間中にも営業をしている店がほとんどのようです。韓国のお盆は、日本のお正月よりも大々的なイベントとして扱われているため、人気の観光スポットやショッピングスポットではセールやイベントが行われていることも珍しくありません。
ロッテワールドやソウルタワーのようなスポットも、通常営業の予定であり、韓国内外からお盆を楽しむ家族連れやカップルなどで賑わいを見せます。
ちなみに、ショッピングスポットや観光スポットでは、お盆期間中の日中は営業をしていても、閉店時間や閉園時間が早くなることがあります。特に明洞エリアでは「朝はゆっくりスタートして、夜は早めに閉店」というお店も増えていますので、必ずお盆期間中の営業時間を確認するようにしてくださいね!
韓国のお盆に食べる一般的は料理とは?
韓国のお盆にあたる秋夕では、伝統的な料理を家族や親戚同士で食べることがひとつの楽しみでもあります。
どの家庭でも一般的に食べられるお盆の料理のひとつが「ソンピョン」。画像のような、カラフルな印象のお餅であり、栗やナツメ、大豆などが入った色とりどりのお餅を松の葉で包み、蒸しあげます。日本で言う笹団子のようなイメージをしてもらえると分かりやすいかと思います。
ちなみにソンピョンは、秋夕の前日に家族全員でひとつひとつ手作りされるのが一般的で、キレイに形を作ることが出来れば「結婚相手に恵まれる」「子供に恵まれる」という言い伝えがあるんです。
そのため、男性でも女性でも、普段は家事の手伝いはそっちのけ・・という子供たちが、必至にひとつひとつキレイなソンピョンを目指して、家族団らんしながら作っているという光景も微笑ましいですよ。
また、野菜や魚、肉などを味付けし、小麦粉を付けて焼く「ジョン」も秋夕の料理として有名です。韓国ドラマで、床に新聞紙を敷き、卵液のようなものを付けてフライパンで焼いているシーンを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
地域や家庭によって、様々な食材をジョンにしますが、こちらの秋夕の一般的な家庭料理として親しまれていますよ!
日本とは少し違った文化のある韓国のお盆。もし、韓国のお盆期間中に旅行で訪れる際には、ぜひ伝統の家庭料理やイベントなどにも参加してみると良いですね!スーパーの食品売り場でも、お盆ならではの食材が多く並んでいるため、見ているだけでも楽しめますよ。
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