開催までもう少し!韓国・平昌オリンピック
開催まで2ヶ月を切った平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック。日本から一番近い国、韓国で開催されるということで応援に駆けつける方も多いのではないでしょうか?
オリンピックの種目は年々少しづつ増えており、今回のオリンピックから追加される種目もあることをご存知でしょうか?なにげなく観ているオリンピックのテレビ中継も、少しでも事前に学んでおくことでもっと楽しめること間違いなし!
そこで今回は平昌オリンピックから新たに追加される新しい競技をご紹介していきたいと思います。中でもメダルが期待されている4種目については詳しく追っていきましょう。
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平昌オリンピックの新しい競技は9種目から6種目へ
平昌オリンピック開催にあたり、元々は「9種目」の新競技が追加される予定でしたが、今年に入り様々な事情を考慮した上で「全6種目」に決まったようです。その6種目は下記になります。
- アルペン団体スキー
- スピードスケートの男女マススタート
- スノーボードの男女ビッグエア
- カーリングの混合ダブルス
- フィギュアスケート団体
- リュージュ団体リレー
この中で日本勢のメダルが期待されているのが、スピードスケートの男女マススタートとスノーボードの男女ビッグエア!
スピードスケートは通常、1周400メートルのリンクを2人ずつ滑走してタイムを競いますが、マススタートは出場選手全員が一斉にスタートして16周滑ります。4周ごとの通過順位に応じた中間得点と、フィニッシュの順位に応じた得点の合計を競う競技となっています。
個人種目ですがチーム戦の要素もあり、2月の世界距離別選手権では女子の高木美帆選手が姉の菜那選手の先導役になり、菜那選手が最終周で一気に出て銀メダルを獲得しました。
スノーボード男女ビッグエアについては、後程詳しくご説明していきましょう。
平昌オリンピック新競技【アルペン団体スキー】
アルペン団体スキーは男女ともに2人づつ、計4人がチームとなり行われます。レースは大回転とフラッグを使用し、2人同時滑走するパラレル種目となります。平昌オリンピックでは16ヵ国がこのアルペン団体スキーに参加するとみられ、メダル争いに大きな期待が寄せられています。
大会によって、微妙にルールが違うとされているアルペン団体スキーですが、平昌オリンピックでは並行した2本の大回転のコースを2人が同時にスタートして着順を競う「パラレル大回転」を採用するとみられています。
各チームが登録した6人のうち、男子2人と女子2人の合計4本を滑走。女子→男子→女子→男子の順で4本のレースを行い、3本目の女子の番で左右のコースをチェンジ。各レースの勝利に1ポイント、同着の時は双方に1ポイントずつ配分(なお、両者が衝突した場合、巻き込まれた方が勝利扱いで1ポイント獲得)。
最終的に4本合計のポイント数の優劣で勝敗を競い、両チームのポイント数が並んだ場合は、各チームの男女のベストタイムの合計で決着するとのことです。
平昌オリンピック新競技【フィギュアスケート団体】
男女シングル、ペア、アイスダンスの4種目の合計ポイントで順位を争い、フィギュアスケートの総合力を競う国別対抗戦。※ペア・アイスダンスは、1組の男女による演技となります。
男女シングル・ペア・アイスダンスの4種目それぞれでショートプログラムを行います。このショートプログラムで上位5カ国だった国がフリースタイルを行いメダルを争うという形になります。
採点によるスコアで順位をつけ、その順位をポイントに換算。1位10P、2位9Pと順位が下がるごとにポイントが1ずつ減り、最下位10位では1P。出場しない種目は0Pとなります。
男子SP→ペアSP→アイスダンスSD→女子SP→ペアFS→男子FS→女子FS→アイスダンスFD
※SP:ショートプログラム、SD:ショートダンス、FS:フリースケーティング、FD:フリーダンス
・SP/SD→ランキング下位の出場国から演技開始。
・FS/FD→SP/SD終了時点で順位が下位の出場国から演技開始。