平昌オリンピックに北朝鮮が参加!他の国へ影響は?
さて、3競技に出場が決まっている北朝鮮ですが、開会式も「韓国との同時入場」と決定しています。これは2006年に行われたトリノオリンピックでも前例があり、北朝鮮選手だけで入場した場合、おそらくかなりのブーイングを受けることになるため、これも韓国側が提案したようです。
でも、問題はここから!みなさんご存知の通り、北朝鮮と韓国はそれぞれ国旗が違います。韓国で通常私たちが目にしている国旗は「太極旗」と呼ばれており、白地で真ん中に赤と青のマークが描かれています。一方、北朝鮮の国旗は赤地に青の上下ラインが入っており、真ん中左に星のマークが入っていますよね。
では、合同入場となった場合、この国旗はどうなるのでしょうか?まさか、合同入場なのにお互いの国旗をそれぞれ掲げるわけにはいきません。そこで登場するのが「統一旗」。見たことある方はいますでしょうか?デザインは白地で、真ん中に韓国と北朝鮮が繋がったままの地図がブルーで描かれています。
これは軍事境界線などをなくして、南北は統一していると表している旗であり、今回のように「合同チーム」を組む際に使用される旗となっています。でも、韓国国民の反応はさまざま・・・。統一旗での参加に賛成する意見は約40%で、韓国独自の「太極旗」に参加する意見は約49%。
どちらかと言えば「韓国チームに乗っかった」形である北朝鮮なので、北朝鮮に反発をみせている韓国国民が納得しないのも分かる気がします。しかし、それでも40%の支持を得ている背景には「祖父母が北朝鮮にいる」という方がまだまだ多いためで、離散家族などにとってはこれが良いきっかけになってくれればという想いもあるんだとか。
平昌オリンピック参加が決まった北朝鮮に海外の反応は?
北朝鮮が猛威をふるうのでは?と考え、すでに参加を辞退したいしている国もあるなかで、今回北朝鮮の参加決定を聞いた他の国はどう感じているのでしょうか?世界的には特に大きな声明も出しておらず、特にオリンピックでの前例もあることから「自国の選手が出場しているのに、何か起こすことはないだろう」というのが多くの意見のようです。
確かに、万が一ミサイルなどを発射するとしても自国の選手に被害が及ぶ恐れもあり、北朝鮮の一糸乱れぬ応援団は逆にオリンピックへ明るい光をもたらしてくれるのでは?という前向きな意見も見られました。
南北統一は「夢」と言われていますが、今回のような合同チームが増えていけば、いつか統一できる日が来るのかもしれませんね。みなさんもぜひ、北朝鮮選手に注目してみてくださいね!
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