韓国語「タル」は固有数詞と使う
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「タル」は、「ウォル」とは異なり固有数詞と一緒に使用されます。
固有数詞とは、韓国の言葉の数え方で「하나(ハナ)、둘(トゥル)、셋(セッ)・・・」で、日本語では「一つ、二つ、三つ・・・」の数え方と同じ。
実は韓国の人たちは、月数や月日のを数えるときは「ウォル」より「タル」をよく使う傾向があります。
韓国の人たちが日常でよく使用する、「タル」を使った月数や12月までの数え方をご紹介しますね。
「タル」を使った月数の数え方
「タル」を使用した月数(~カ月)の数え方は、固有数詞+달(タル)。
月数の数え方
ハングル(カタカナ読み) | 意味 |
한 달(ハンダル) | 1カ月 |
두 달(トゥダル) | 2カ月 |
세 달(セダル) | 3カ月 |
네 달(ネダル) | 4カ月 |
다섯 달(タソッタル) | 5カ月 |
여섯 달(ヨソッタル) | 6カ月 |
일곱 달(イルゴプタル) | 7カ月 |
여덟 달(ヨドルッタル) | 8カ月 |
아홉 달(アホプタル) | 9カ月 |
열 달(ヨルッタル) | 10カ月 |
열한 달(ヨランダル) | 11カ月 |
열두 달(ヨルトゥダル) | 12カ月 |
「タル」を使った月数は、「ひと月、ふた月・・・」のようなニュアンス。
「~개월(ケウォル)」でも通じますが、「~달(タル)」の方が韓国ではよく使用されています。
日本語では、「1カ月、2カ月・・・」と数えるのに対して、「한 달(ハンダル)、두 달(トゥダル)・・・」と数える韓国語と違いがあって面白いですよね。
また、韓国語で今月は이번 달(イボンッタル)、来月は다음 달(タウムッタル)、先月は지난 달(ジナンッタル)。
日常会話でもよく使用されるので、覚えておくととても便利な単語です。
韓国人は12月までの数え方も「タル」を使用
また、韓国人の中でも12月までの数え方で、「タル」を使用する人もいます。
漢数詞+월(ウォル)+달(タル)で表現でき、先ほどお伝えした12月までの数え方に「タル」がついた形。
1月~12月の数え方
ハングル(カタカナ読み) | 意味 |
1월 달(イルォルッタル) | 1月 |
2월 달(イウォルッタル) | 2月 |
3월 달(サムォルッタル) | 3月 |
4월 달(サウォルッタル) | 4月 |
5월 달(オウォルッタル) | 5月 |
6월 달(ユウォルッタル) | 6月 |
7월 달(チルォルッタル) | 7月 |
8월 달(パルォルッタル) | 8月 |
9월 달(クウォルッタル) | 9月 |
10월 달(シウォルッタル) | 10月 |
11월 달(シビルォルッタル) | 11月 |
12월 달(シビウォルッタル) | 12月 |
「タル」を使用しない人もいますが、「1월 달(イルォルッタル)・・・」のように数える韓国人もいます。
直訳すると日本語では、「1月の月、2月の月・・・」のような言い方となり、「月」が重複している形となります。
訳すときには「1月、2月・・・」で問題ありません。
また、「タル」を使って月日を言うときには、「イルォルッタル」と「ッ」を入れて発音するのがポイント。
韓国人がよく使う表現なので、さりげなく使えると韓国人に驚かれること間違いなし!
ただし、このように「タル」をつけた数え方は、主に話ことばであり、書くときには使用しないので気をつけてくださいね!
空の月も韓国語で「タル」
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「タル」は月日や月数を数えるときだけではなく、空の「月」も意味することができる韓国語。
そのため、月の名前にも「タル」を使って、「○○月」と表すことができます。
しかし、同じ「月」を表す「ウォル」は、単体で使用しても空の「月」を意味することができません。
「月」を「ウォル」と言っても通じないので、「タル」で覚えてくださいね。
ここからは、「タル」を使った月の言い方を見ていきましょう。
月の名前の言い方
月の名前は、日本語の「○○月」と同じように○○달(タル)で表すことができます。
月の名前の言い方
ハングル(カタカナ読み) | 意味 |
보름달(ポルムダル) | 満月 |
상현달(サンヒョンダル) | 上限の月 |
하현달(ハヒョンダル) | 下弦の月 |
초승달(チョスンダル) | 三日月 |
그믐달(クムムダル) | 暁月 |
신월(シヌォル) | 新月 |
月の名前のほとんどは、「タル」が使用されますが、新月は例外。
新月は、漢字を韓国語読みした漢字語で、「ウォル」が使われます。
日本人の私たちからすると、発音が似ている漢字語「ウォル」の方が覚えやすいかもしれないですね。
韓国語「月」を正しく使い分けよう
今回は、韓国語「月」の2種類の言い方を解説しました。
「月」の漢字語である「ウォル」はハングルで「월」と書き、漢数詞と一緒に使って月日や月数を表すことができましたね。
韓国独自の言い方「タル」はハングルで「달」と表記し、固有名詞と一緒に使用。12月まで数えるときは、漢字語の「ウォル」の後にくっつけた言い方で表現します。
そして、「タル」単体で空にある「月」を意味することができますが、「ウォル」はできないので注意。
2種類の「月」の韓国語を正しく使い分けて活用してくださいね。