韓国旅行・観光

韓国には韓国人も入れるカジノ江原ランドがある!

2017年7月20日

5つ星のリゾートホテル“江原ランドホテル”

江原ランドホテル江原ランド周辺には、いくつかホテルがありますが、いちばん人気はやはり江原ランド内に併設している「江原ランドホテル」です。

自然豊かな場所にあるため、都会では味わうことの出来ない美味しい空気もあり、リゾートにはぴったり!こちらのホテルは韓国ドラマ「食客」の撮影が行われたことでも有名であり、韓流スターのファンミーティングやイベントなどが行われることもあるんだとか。

また、近くにはスキー場もあることから、スキーウェアやスノーボードなどのレンタルも行っており、カラオケやサウナ、フィットネスクラブや結婚式場なども入っています。大型室内プールは1年を通して利用できるため、夏の休暇にもおすすめのホテルです。

江原ランドの建設は失敗だった?

カジノカジノ法案の関係で、最近では日本の国会議員も多く訪れている江原ランド。カジノの項目で触れたとおり、韓国人の利用客がとても多いため、建設は成功だったのでは?と思いがちですが、実は建設は失敗だったと囁かれています。

それは「江原ランド」自体のことではなく「江原ランドカジノ」が主な理由であり、ここで一枚の写真をご覧いただきましょう。

江原ランド周辺こちらは江原ランド周辺の様子です。マッサージ店や質屋、銀行ATMなどが多く立ち並び、とてもリゾート地とは思えないような雰囲気が漂っていますよね。

韓国で韓国人が入場できるカジノが江原ランドカジノしかないことから、カジノでお金を使い果たしてはマッサージ店やPCカフェ、カジノ内で寝泊まりする、いわゆる「カジノホームレス」がとても多いと言われています。ギャンブル依存症になってしまい、自分や家族の財産まで全てカジノへつぎ込んでしまい、結果的に自殺してしまったというケースも後を絶ちません。

山の中に位置していることから「お金がなくなったから今すぐ帰る」ということも出来ず、銀行などでお金を降ろしたり、自分の身に着けている時計などを質屋に入れることで現金を調達し、またカジノへ戻って寝泊まりを繰り返すという方が常時400-500人いるのではと言われています。

そのため韓国政府は「月に15回まで」という制限に合わせて、2カ月続けて月に15回以上、カジノに入場した場合には「賭博中毒センター」で指導を受けることを義務付けました。こちらには年間1万人以上の韓国人が訪れていると言われ、どれだけギャンブル依存症やカジノから抜け出せなくなってしまった方が多いのか分かりますよね。

この問題は、現在韓国の社会問題にまで発展しており、結局は「江原ランドを作らなければ、こんなことにはならなかった。建設は失敗だった」と言われているのです。

もちろん、先にご紹介したとおり、江原ランドは家族旅行でも楽しめるリゾート複合施設のため、訪れる人全員がカジノ目的の方だけではないのですが、アクセスもあまり良くなく、ソウル都心部にあるような高級ホテルと施設の差がないこと、周辺の雰囲気が悪いことなどから、江原ランドホテルの方も利用者は少ないようです。

趣味でギャンブルをされる方や、海外旅行の時だけカジノをするという方もいると思いますが、くれぐれも“自分の決めた金額の範囲内”で遊ぶようにしましょうね!また、今後はソウル市内から江原ランドへのアクセスがもっと良くなればいいなと思います。

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