事務手続きが出来る在日韓国大使館
日本から最も近い海外なのが韓国ですよね。近年では、K-POPや韓国ドラマの影響から多くの日本人が韓国に留学に行くようになりました。また、韓国から見ても同じように近い国である日本のアニメやドラマ、映画も昔から放送され、最近では旅番組も頻繁に放送されているため、旅行者はもちろんのこと、韓国から日本に留学する人や就職する人も少なくありません。
韓国籍を持つ方の公的手続きや、韓国への留学をする際に必要なビザの取得など、在日韓国大使館(駐日韓国大使館)や領事館は不可欠な存在なのです。そういった公的手続きを行う機関以外にも、日本国内には韓国文化に触れることができる面白い施設が存在しています。
韓国留学や文化に興味がある方は、いつかは利用する機会が訪れるかもしれません。そんな公的機関である在日韓国大使館や領事館、そして文化院という施設をご紹介していきます。
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在日韓国大使館の領事部とは?
現在、日本国内にある韓国総領事館は全部で9か所設置されています。具体的には、駐大阪総領事館、駐福岡総領事館、駐横浜総領事館、駐名古屋総領事館、駐札幌総領事館、駐仙台総領事館、駐新潟総領事館、駐広島総領事館、駐神戸総領事館となっています。
また、日本の首都である東京に「駐日本国大韓民国大使館」、そしてその近くに「駐日本国大韓民国大使館 領事部」が設置されています。
一般の方の利用頻度が多いのは、領事部の方と言えるでしょう。例えば、韓国への留学や結婚移民などビザの手続きを行う場合です。また、韓国籍の方も、パスポートに関する手続きや家族関係登録などについては、こちらの領事部を利用することになります。
在日韓国大使館へのアクセス方法は?
駐日本国大韓民国大使館
住所:〒 106-0047 東京都港区南麻布1-2-5 地下鉄を利用される場合には、南北線及び都営大江戸線の「麻布十番駅」を下車し、南北線の1番出口(仙台坂、広尾方面) を出て、5分ほど歩けば到着します。
駐日本国大韓民国大使館 領事部
住所:〒 106-0047 東京都港区南麻布1-7-32(民団韓国中央会館2,3階) 地下鉄利用の場合、営団地下鉄南北線·都営地下鉄大江戸線の「麻布十番駅」を下車し、2番出口を出て、五反田方面から徒步3分のところにある民団韓国中央会館2階にあります。
兵役の申請なども、在日韓国大使館で手続きするの?
韓国は現在も北朝鮮と軍事的緊張状態にあります。そのため、一般市民に向けて訓練の日が設けられており、指定の時間帯には、できるだけ車を走らせないようにする事もあります。こうした背景から、韓国では成人男性を対象として徴兵制がとられています。適性検査を受けて問題がない場合は、30歳までに兵役にいかなくてはなりません。
これは、日本にいる韓国籍を持つ男性も例外ではありません。以前は、国外出生者等、国外に居住している国民には、兵役の免除など便宜が図られていましたが、近年、韓国の兵役関連の法令が改正され、1994年1月1日以降に生まれた人の場合を対象に、兵役免除についての条件が厳しくなってきたようです。
1994年以降の出生で日本に居住している場合でも、韓国へ長期滞在した経験がある場合などは、兵役義務が生じる可能性があるので、免除可能か駐日韓国大使館で確認し、手続きしなくてはなりません。免除、申し込み、いずれの場合も駐日韓国大使館の領事部での手続きとなります。詳しい内容については駐日韓国大使館HPにてご確認ください。