普段はあまり行く機会のないソウル・日本大使館
みなさんもニュースなどで耳にしたことがある「日本大使館」。大使館とは国交のある外国に、自国の特命全権大使を駐在させて公務を執行する役所のことですが、普段はあまり行く機会はありません。
しかし、留学生や旅行者の方でももしかしたら行くことがあるのが日本大使館でもあります。では、一体日本大使館とは何をする場所なのでしょうか?また、いざ旅行中に何か起きた際にすぐに訪れることが出来るよう、今回は詳しい場所の説明なども合わせてご紹介していきたいと思います。
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韓国にある日本大使館は何をする機関?
日本大使館は「国交のある外国に、自国の特命全権大使を駐在させて公務を執行する役所。領事館と共に外交使節団の公館(日本の法令用語では在外公館)と呼ばれています。
すごく簡単に言えば「韓国内での日本の窓口」という意味で、旅行中に日本のパスポートを紛失したり、盗難に遭った場合や留学中に問題が起こった際に訪れる場所となっています。また、事件などに巻き込まれた場合も日本大使館を通して、捜査が行われる場合があるようです。
このように、普段は行く機会のない日本大使館ですが、旅行中は何が起こるか分からないため、事前に場所だけでもチェックしておくことをおすすめします。ちなみに、韓国にあっても日本大使館のスタッフは基本的に日本人ですので、言葉が通じないという問題はありません。
韓国・日本大使館が建て替え中って本当?
元々はソウル特別市鍾路区中学洞にあった韓国の日本大使館。以前から大使館の建て替え計画が立案されていたものの、文化財である景福宮(王宮)に近接していることから、高さ制限に抵触するとして、文化財庁文化財委員会より長らく建設許可が降りていませんでした。
しかし2015年7月に日本国大使館および領事部は建て替えのために、鍾路区栗谷路ツインツリータワー内へ移転することが決定!移転も行い、建て替えは順調に行われると思ったものの、思わぬ問題が生じてしまいます。
2016年5月、ソウルの在韓日本大使館は昨年から建て替え工事が行われているが、一度掘られた地下空間に土を埋め戻す作業が行われていることが確認されたのです。
在韓日本大使館をめぐっては、2020年までに新たな建物を完成させるため工事が進められてきました。しかし今回、どういうわけか現場を「元に戻す」ような作業が行われたことが発覚!
これについて韓国の一部の外交専門家からは、大使館前に設置されている慰安婦像が原因ではないかとの見方が出ています。
周辺で頻繁に集会が行われるなど外交公館の安全が脅かされると日本側が懸念し、慰安婦像の移転を求めたものの、韓国側がこれに応じないため、日本が工事を中断し「大使館の移転」という新たな解決策を検討しているのではないかと言われました。
日本大使館はこうした見方を否定し「工事は予定通り進んでいる」と強調しましたが、専門家からは「基盤工事もしないまま土で覆う作業は、工事の中断とみる以外にない」との指摘が出ています。
その後、日本のニュースで報道されることがなくなってしまった韓国の日本大使館ですが、現在も工事は続いてるようですね。