韓国の子どもに受け継がれる伝統遊びは「お手玉」?
日本でもお馴染みの「お手玉」。小さい頃、おばあちゃんと一緒に遊んだことがあるという方もいますよね!ひとりでも遊ぶことが出来るため、女の子のひとり遊びでは定番で、お手玉を手作りしてもらったという方も多いと思います。
一方、韓国にも「お手玉」がありますが、この遊び方は先ほどご紹介した「コンギ」と同じなんだとか!コンギのところで「なかなか難しい遊び」とご紹介しましたが、これを大きなお手玉でやるとなると・・・本当に大変そうですよね。
でも、布製のお手玉でコンギを楽しむことで当たっても痛くなく、どっかにポーンと飛んで行ってしまってもすぐに拾えるという利点があるそうです。確かに、1センチほどの小さなコンギよりも、布製のお手玉で遊んだほうが掴みやすい気もしますが・・・興味のある方はぜひ、お手持ちのお手玉でお試しくださいね。
日本でもお馴染み!韓国の伝統遊びはこちら!
このほか、韓国には伝統あそびが多く存在しています。ここでは他の伝統あそびを一挙にご紹介していきましょう!
コマ回し
日本にもコマ回しがありますが、こまの形が少し違うのが特徴です。先が尖ったこまを氷の板や道に立てて力いっぱい回した後、棒と糸で作った鞭で一生懸命たたいて長時間回します。一番長時間回ったこまが勝ち!仁寺洞エリアに行くとコマを売っているお店も多いので、旅行の際にはチェックしていましょう。
凧揚げ
細い竹に紙を張って作った凧をあげる「凧揚げ」日本でも伝統の遊びのひとつです。特にお正月の凧には新年の願いや捨ててしまいたい病気、忘れたい思い出などを書いて高くあげることによって、厄運が消え去り、福が来ると信じられています。
凧揚げは中国などアジア圏内では、多く伝承されている遊びで、季節に問わずお天気がよく風が強い日には広い原っぱや川岸に行って、凧揚げを楽しむ家族も見られます。
ちなみに、韓国の「凧揚げ」では糸にガラスの欠片を付けておいて、空中で相手の凧の糸を切ってしまうという「ケンカ凧」もあるんだとか!なんだか本当のケンカに発展しないかと心配な遊びではありますが、古い凧などを使えば楽しめるかもしれませんね。
投壺
これは韓国だけの伝統あそびかもしれません。投壺は「トゥホ」と呼ばれ、三国時代から宮中で女性たちが楽しんだ遊びと言われています。グループに分かれ、口の狭い壺に矢を投げ入れます。その矢がたくさん入った方が勝ち!という単純な遊びですが、これがなかなか難しい・・。
旧正月や秋夕には景福宮や仁寺洞エリアなどで、見かけることもありますが主に子どもが楽しむ遊びとして知られています。興味のある方はぜひ挑戦してみてくださいね!
日本でも韓国でも楽しまれている「花札」は伝統あそび?
旧正月や秋夕に知り合いが集まると大人が楽しむイメージの「花札」。韓国ドラマでもよく見かけますよね!花札は日本に由来するともいわれていますが、正確な由来はわかっていないのだとか。
全部で48枚の札を配って持って、同じ種類の絵札を探して合わせていきます。その点数によって勝敗を決めるという遊びです。子どもの頃はそれだけで楽しく終わりますが、大人になるにつれ「何かを賭けよう」となるのが花札の特徴でもあります。
多いのは100円や500円など、小銭を賭けるということですがこれもエスカレートしてしまうと「一種のギャンブル」になりかねません。そのため韓国では「旧正月や秋夕の節句に、花札はやらないように」という運動まで起こったそうです。遊ぶ際には何事もほどほどが大切なのかもしれませんね!
旧正月や秋夕には韓国で伝統遊びを体験しましょう!
韓国の伝統あそび、いかがでしたでしょうか?日本と似ている遊びも多く、特に高価なものを購入する必要もないため、普段の遊びにも取り入れやすいと思います。
韓国を訪れた際、なかなか実際に伝統あそびを体験するということはないかもしれませんが、仁寺洞など伝統エリアを訪れて、どのような遊びやおもちゃがあるのか見てみるのも楽しですね!
みなさんもぜひ、韓国の伝統あそびを楽しんで、日本とは違った文化を体験してみてはいかがでしょうか?さらに韓国ドラマを楽しく観られるようになるかもしれません。