身体に良い韓国の漢方薬
韓国や中国では、日頃から身体に良い漢方や韓方を食事やドリンクなどから摂取するという習慣があります。日本で「漢方薬」と聞くと、なんだか苦そうで高価なイメージもあり、特に若い世代の方は好まないことが多いですよね。
しかし、韓国では安い価格で漢方を購入することが出来るほか、漢方専門の市場まであります。そこで今回は韓国で人気の高い漢方茶や漢方ドリンク、美味しい食事から漢方を摂取できる情報などをお伝えしていきたいと思います。
韓国で人気の漢方化粧品をご紹介！
日本ではあまり見かけることのない「漢方入り」の化粧品。なんとなく「おばさん臭い」なんていうイメージもありますよね？でも、韓国や中国では、漢方は非常に身体に良いものとされているため、それをお肌に付けることでお肌をいつまでも生き生き保つことが出来ると言われています。
もちろん、中には1本数万円もするような超高級漢方コスメもありますが、多くの女性が求めているのは「手が出る価格で、なおかつ漢方が入った化粧品」です。韓国にはプチプラなコスメブランドが数多くありますが、その中でも漢方入り化粧品に定評があるのが「MISSHA（ミシャ）」なんです。
MISSHA 美思 クムソルシリーズ
「クムソル」とは、漢字で書くと「金雪」。黄金の輝きを持つ雪のように、気品あふれるお肌を作り出してくれます。
トータルケアシリーズとして発売されており、ラインナップは化粧水・乳液・アイクリーム・ナイトクリーム・栄養クリーム・BBクリーム。
お値段は全て3000円前後ということで、デイリー使いにもおすすめのシリーズとなっています。
MISSHA 美思 エイヒョンシリーズ
エイヒョンは、陰と陽のそれぞれの性質を持つ漢方成分を配合している、保湿ケアに特化したシリーズとなっています。
ホルモンの働きで不安定になりがちなお肌に栄養を与え、水分と油分のバランスを整える役割を担っています。また、新陳代謝を活発にすることで、古い角質やくすみなどを除去し、透明感のあるキレイなお肌に導くことが出来ます。
ラインナップは洗顔フォーム・クレンジングフォーム・化粧水・乳液・美容液・栄養クリーム・アイクリーム。こちらは1500円ほどから購入できるプチプラシリーズで、ピンク色のボトルは若い女性にも好評です。
MISSHA 美思 チョゴンジンシリーズ
年齢と共にバランスを崩しがちな大人の女性に向けたアンチエイジングラインのチョゴンジン。漢方の他に、大豆イソフラボンやザクロエキスまで配合しており、トラブルの起きにくい健康的なお肌へ導くことが出来ます。
ラインナップはクレンジングフォーム・化粧水・乳液・美容液・アイクリーム・栄養クリームで、お値段は4500円前後となっています。高級感のある赤いボトルが、なんだか効き目がありそうな雰囲気です。
韓国の漢方茶はダイエットにも効果あり？
さて、ゆず茶やザクロ茶など、日頃から様々な種類の「お茶」を飲んでいることで知られる韓国。最近では観光客にも「韓茶カフェ」が大人気となっています。ここでは、韓国で代表的な漢方茶をピックアップしてみましょう。
高麗人参茶
韓国の家庭で日常的に飲まれている高麗人参茶。そのままでは少し飲みにくい味のため、ほんの少し甘みを加えるのがおすすめです。冷え性・疲労回復・ストレスを感じるときに飲むことが多く、最近ではコンビニでも販売されているようです。
オミジャ茶（五味子茶）
チョウセンゴミシの果実の実を煮出して作るオミジャ茶。甘み・酸味・苦味・辛味・塩味の５つの味を感じられるという不思議なお茶で、その日の体調のバロメーターとも言えるお茶なんです。味はさっぱりとした柑橘系で、咳止めや消化促進に効くといわれています。
韓国で人気の漢方ドリンクといえば「正官庄」
韓国ドラマなどで、きっと誰もが一度は見たことのあるのが「正官庄（ジョンクァンジャン）」です。ドラマの中で、両親に贈り物をしたり、季節のあいさつとして購入しているのを見かけたことがあると思います。
「正官庄」とはブランドの名前で、115年以上の歴史と伝統を有する韓国人蔘公社が製造する紅参製品のブランドです。歴史的に、政府が管轄する所で生産された信頼できる製品ということで、「まさに（正）、国の（官）、製品（庄）」という意味があります。
1940年代に入って高麗人参ブームによって民間で作られた粗悪な高麗人参が増加したため、韓国政府は、政府が管轄する工場で製造した信頼できる製品として差別化するために誕生したのが正官庄なんだとか！
こちらはドリンク、錠剤、ゼリー状のドリンクなどもあり、ちょっと疲れたときや身体が重いときに飲むと快復力を高めてくれます。決して安い商品ではないため（ランクがあります）、最近では1本でも飲めるようにとコンビニでばら売りされています。