韓国旅行の際には外務省の注意情報をチェック
外務省では「外務省海外安全ホームページ」が設置されており、そこから韓国旅行での注意事項や渡航注意情報を確認することが可能です。
また、先ほどのデモの情報も、あまりに大きなデモの場合には、デモの開催場所や日時などが事前に発表となるため、そのルートを避けて旅行することができます。
渡航注意や渡航禁止など、その時点での情報をリアルタイムに知ることが出来るため、韓国旅行の際には必ずチェックするようにしましょう。ちなみに筆者は「旅行申し込み」の時と「旅行出発間際」の2回確認するようにしています。
韓国旅行ではMERSなどの感染症にも注意
2015年5月、韓国内では「MERS(中東呼吸器症候群)」を引き起こす、MERSコロナウィルスの感染が拡がり、36名の方が亡くなられました。院内感染で拡がったとされ、2次感染なども確認されており、2015年12月に韓国政府が「終息宣言」を発表しました。
当時は世界各国からの韓国旅行キャンセル者が何万人にも上り、飛行機も相次いで欠航。日本でもニュースなどで取り上げられることが多くありました。
MERSは現在すでに終息していますが、韓国旅行中にその他の感染症にかかることもないとは言い切れません。旅行で疲れている場合は、免疫力も低下しがちになります。少しでも体調が悪い場合は、無理をせず休むなどし、高熱が出た場合などはホテルのフロントで相談するようにしましょうね。
韓国旅行で注意したい“安全な食事”の見極め方
日本では、すでに食べることの出来ない「ユッケ」や「生レバ刺し」。韓国ではこれらの他にも、タコの踊り食いなどの“生もの”を多く扱う飲食店がたくさんあります。
ホルモン焼き店などでは、レバ刺しがお通しとして無料で出されることも多く「日本では食べられないから」と喜ぶ観光客も多いようです。しかし、体調が優れないときや「大丈夫かな・・」と感じたときには食べないことをおすすめします。
夜になると多くの屋台も出店されますが、正直、衛生状態は日本より良いとは言えず、「あたって」しまうことも。一度、あたってしまったら、腹痛や吐き下しどころか、酷い場合には病院で入院なんていうこともありますよね。しかも、それが海外だった場合、とても不安になると思います。
また、韓国料理と言ったら「激辛」のものも多いですが、日本とは辛さのレベルが違います。「とんでもなく辛いけど、もったいないからと全て食べてしまい、翌日はトイレと1日中お友達」になるなんてことも。
韓国旅行では、本当に美味しい物がたくさんあるため、つい食べ過ぎてしまうことも多く、思ったよりも胃が疲れています。そのため火の通ったものを選ぶ、胃腸に負担をかけるような辛すぎる食べ物を控えるなど、自分の中での“安全な食事”を見極めるようにしましょう。
上記で紹介した「注意すべきポイント」は、ほんの一部ですが、ほんの少し注意するだけでも、安全に韓国旅行が楽しめるはずです。せっかくの旅行が良い思い出になるよう、参考にして頂けたらと思います。