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日本でも健康に良いとされている「お茶」。韓国の伝統茶「韓国茶」は美容にも良いとされており、ジュースのような味わいのものも多いため、子供から大人まで楽しめるお茶です。
今回はその「韓国茶」の種類や効能、また韓国茶を味わうことのできるおしゃれなカフェなどもご紹介していきたいと思います。
「韓国茶」の茶道と茶碗や茶器のご紹介
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韓国茶道は別名「高麗茶礼」とも呼ばれており、高麗とは918-1392年の時代です。この時代には団茶(茶葉を蒸してから石臼でついて、硬く固めたもの)と抹茶しか存在していなかったと言い伝えられています。
しかし「韓国茶道」では、陶器の急須を使用することが当たり前であり、写真でも分かるように保温ポットからお湯を出すという、ちょっと不思議な茶道と言われています。また、その急須は日本独特の「横手急須」であることから「これが韓国で受け継がれている茶道?」と疑問視されています。
確かに、服装や雰囲気は韓国らしい感じがありますが、保温ポットからお湯を注ぎ、急須でお茶を入れるのは、日本の私たちが普段目にしている「茶道」とは、だいぶ違うように感じますね。
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韓国茶で使用されている茶器や茶碗は、このようなシンプルなものが主流です。
最近ではお客様を自宅に呼んでお茶を振る舞うよりも、ひとりでお茶を楽しむ傾向が強いため、茶碗の数は2-4個と少なく、誰でも気軽に楽しめるような「1人用の茶器セット」などが人気のようです。
「韓国茶」の種類と効能はこちら
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一般的に「お茶」と聞くと、「茶葉から淹れる」ものを思い浮かべますが、実は韓国では「茶葉を使用しないお茶」の方が人気があります。また、日本では飲食店で食後に緑茶やほうじ茶が出されることがありますが、韓国ではお茶が出てくることはほとんどなく、食後は水かコーヒーが一般的です。
では、いつお茶を飲むの?と言うと、韓国茶には多くの種類と効能があり、身体を温める際に飲むものはコレ!高血圧にはコレ!と、薬代わりに飲むことが多いです。ここでは、特に人気のある韓国茶の種類と効能を紹介していきましょう。
ゆず茶(ユジャチャ)
韓国茶と言えば、これを一番に思い浮かべる方も多いはず!ゆずをスライスして、はちみつと砂糖に漬け、その漬けられたものをお湯やお水溶かして飲みます。
冬には身体を芯から温めてくれる効果があり、また暑い夏場には水だけでなく炭酸水で溶かしても、さっぱりと美味しく頂けます。柑橘系はリフレッシュ効果も期待できますね!
トウモロコシ茶(オクスチャ)
こちらは乾燥したトウモロコシやトウモロコシのひげを使ったお茶で、とても香ばしく、例えるなら「日本の麦茶をちょっと薄くして、香ばしくさせた」ような味です。ほんのりトウモロコシの甘さも感じられ、韓国ではコンビニで買えるほど、定番の韓国茶のひとつです。
トウモロコシの実の部分を使用したお茶は、ノンカフェインで鉄分を多く含み、ビタミンも豊富なため、便秘や高血圧の方におすすめです。一方、トウモロコシのひげを使用したお茶はダイエット効果や利尿作用があるとされ、尿管結石にも効果があります。
こちらは最近、日本でも販売されており、大型スーパーやドン・キホーテ、海外輸入食品のお店などで購入することが出来ます。紅茶のティーパックのように小分けになっているものが主流のため、ちょっとお試ししてみたい方や、韓国旅行のお土産として配るのも良いですね!
ナツメ茶(テチュチャ)
ナツメをはちみつと砂糖で煮たお茶で、苦みはなく、甘さも控えめのため、初めて本格的な「韓国茶」を楽しみたい方におすすめです。
効能は女性に嬉しい老化防止や貧血予防!風邪予防や花粉症にも効くとされています。