韓国文化

韓国の葬式のしきたりとマナーを知ろう!遺族よりも泣く「泣き屋」がいるって本当?

韓国の葬式は病院で行うって本当?

韓国のお葬式は病院地下に設けられた葬儀場で行われることが多いですが、最近では葬儀専門の式場を利用する方も増えてきました。

筆者は初めてこのことを知ったとき、もちろん病院なので亡くなる方がいて当たり前なのですが、葬儀場まで病院にあるというのがとても信じられませんでした。亡くなる前提で、いくつもの葬儀場が用意されていると思うと・・・なんだか悲しい気持ちになるのは筆者だけでしょうか?

韓国の葬式に来る「泣き屋」とは?

韓国のお葬式には「哭」という、「泣く儀式」があることも日本とは違ったしきたりのひとつです。これは、故人が息を引き取った後から葬儀の期間中(2-3日)の朝と夕方に行われる儀式で、喪服を脱ぐときまで続けられます。

昔は今よりも葬式の期間が長かったため、代理で泣いてくれる「泣き屋(代哭制)」もあったと言われています。韓国ドラマでも、ひたすら何時間も大声をあげて泣き続けている女性たちがいますよね?あれが通称「泣き屋」と呼ばれる方々で、アルバイト制になっています。

現在では3日葬が一般的のため、家族や友人であれば、何も考えずとも涙が流れてしまいますよね。そのため、最近では泣き屋と呼ばれる方を見ることはなくなり、この「哭」という儀式自体も田舎などの地方でしか行われていないようです。

故人を想って、大きな声で泣いてあげるというのがこの儀式の意義のようですが、朝と夕方で何日間と決められているのは、ちょっと日本人からすると不自然というか、違和感を感じますよね。しかも、わざわざ赤の他人をアルバイトで雇ってまで・・・と考えると、あまりこの儀式に意味がないような気もしますが、これはあくまで韓国のしきたりですので、参考までに覚えておきましょう。

日本と多くの違いがある韓国のお葬式。実際に韓国で葬儀に参列する方はほとんどいないと思いますが、韓国ドラマやニュースなどでお葬式のシーンがあった際には、チェックしてみると良いかもしれません。

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