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2016年には過去最高の約833万人の観客を動員し、若い女の子のファンも多い「韓国のプロ野球」。韓国のプロ野球は2015年より「KOBリーグ」と名前を変え、全10球団で構成されています。
そこで今回は韓国のプロ野球チームの一覧や、韓国で活躍した日本の野球選手などをご紹介していきたいと思います!
韓国プロ野球のチーム一覧と野球場
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1982年に6球団で開始された韓国のプロ野球。その後、1991年には8球団となり、2015年からは現在の10球団となりました。ここでは全10球団の球団名と共に球場を所有する本拠地まで、一挙にご紹介していきましょう!
トゥサン ベアーズ
1982年のプロ野球発足時から存在しているチームのひとつ。本拠地はチャムシル(蚕室)球場。親会社である「斗山(トゥサン)」は、韓国の財閥の1つであり、人気の観光スポット東大門にあるファッションビル・doota mallの経営も手掛けています。また、2016年にはリーグ優勝を果たしました!
LGツインズ
家電製品で世界的に有名な「LGグループ」が親会社。本拠地はチャムシル(蚕室)球場でトゥサンベアーズと共同利用しています。また、東方神起チャンミンや女優ファン・ジョンウムはLGツインズの熱烈ファンとしても有名ですね!
ネクセン ヒーローズ
一時は「ウリ・ヒーローズ」という球団名で運営されていた球団。本拠地はK-POPアイドルのコンサートなどでもおなじみのコチョク(高尺)スカイドーム。
SKワイバーンズ
過去に日本人選手も所属。本拠地は仁川にあるムナク(文鶴)野球場または仁川SK幸福ドリーム球場。
ktウィズ
2015年からKOBリーグに加入。本拠地はスウォン(水原)総合運動場野球場。
ハンファ イーグルス
過去に数名の日本人選手が所属。本拠地はテジョン(太田)ハンバッ運動場野球場。
サムソン ライオンズ
韓国最大の企業でもある「サムソングループ」が親会社。本拠地はテグ(大邱)サムスン・ライオンズ・パーク。
KIAタイガース(起亜タイガース)
本拠地はクァンジュ(光州)起亜チャンピオンフィールド。※KIAの漢字表記は「起亜」ですが、韓国語では「飢餓」も同じ読みと表記のため、韓国では公式にKIAタイガースと表記されます。
ロッテ ジャイアンツ
「ロッテグループ」が親会社。本拠地は釜山にあるサジク(社稷)野球場。この野球場は日本の横浜スタジアムがモデルになっています。
NCダイノス
親会社はオンラインゲーム会社。本拠地は昌原市(チャンウォン)にある馬山総合運動場野球場。
みなさんが知っている球団はありましたか?芸能人もよく観戦に訪れているので、着用しているキャップやユニフォームなどは要チェックですよ!
韓国プロ野球で活躍した日本人選手
日本のプロ野球で韓国人選手が活躍しているのと同様に、日本人選手も過去に韓国プロ野球で活躍を魅せました。その中でも特に有名な選手を3名ご紹介しましょう。
門倉 健
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2009年に韓国へ渡りSKワイバーンズを経て、サムスン・ライオンズへ入団。韓国でもっとも活躍した日本人選手と言われています。現在は引退し、日本で野球解説や野球教室の開催を行っています。
入来 智
2003年にトゥサンベアーズに入団。韓国プロ野球初の外国人枠登録による日本人投手。現在は引退し、故郷である宮崎県都城市でお弁当屋を営んでいます。
高津 臣吾
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2008年にウリ・ヒーローズ(現ネクセン・ヒーローズ)で活躍。日本のプロ野球やアメリカメジャーリーグでも活躍した選手。現在は東京ヤクルトスワローズで一軍投手のコーチを務めています。
韓国のプロ野球気になる年俸は?
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2015年の日本のプロ野球の平均年俸(育成選手や外国人選手は除外)は3811万円でした。しかし、韓国のプロ野球の平均年俸は1211万円。
韓国プロ野球界で、最高年俸であるハンファ・イーグルスに所属するキム・テギュンの年俸は約1億5300万円。対して、日本では2016年に引退した広島カープの黒田博樹が推定6億円であり、韓国と日本のプロ野球の年俸には大きな差があるようです。
韓国と日本ではプロ野球の歴史にも違いがあるため、一概にこれが安い高いとは言えませんが、日本を始めとした海外の野球リーグへ移籍する韓国人選手も多いというのが、少し納得できますね。
韓国のプロ野球 キャンプ地はどこ?
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韓国のプロ野球KOBリーグの多くの球団は、シーズンオフである2月と3月に1次キャンプと2次キャンプを行います。1次キャンプでは、アメリカのアリゾナ州やオーストラリアのシドニーでキャンプを行う球団が多く、2次キャンプでは日本の球団と同じように九州や沖縄でのキャンプが多いようです。
ちなみにキャンプ地では、日本のプロ野球との練習試合も行っているとのこと!野球ファンの方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
韓国のプロ野球 2017年の日程
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2017年の韓国プロ野球の日程は、3月31日(金)から開幕し、9月17日(日)に終了の予定です。1チーム当たり144試合、チーム間16戦(ホーム8、遠征8)ずつの計720試合が行われます。
また、韓国KOBリーグによると2017年の日程は、チーム間の移動をなるべく最小限に抑え、週末や祝日を多く組み込んだ日程となっているようです。観客やファンにとっても、嬉しい配慮ですね!
いかがでしたでしょうか?最近では始球式に有名俳優やアイドルが登場することも多く、野球はもちろんのこと“野球を応援するチアリーダー”を目当てに野球場へ訪れる方もいるのだとか!これから、もっともっと韓国のプロ野球が盛り上がることを期待しています。