韓国の国民食とも言える「キムチ」
白いごはんにお味噌汁、そして漬け物というのは日本の食文化のひとつですが、韓国にも同様に食卓に欠かせないものがあります。それが今回ご紹介する「キムチ」です。
日本でもたくさん食べられているキムチは韓国版の漬け物ですね。白菜や大根を赤唐辛子と共に漬け込み、そのままはもちろん料理にも多用できるおかずのひとつとなっています。今回は韓国の国民食とも言えるキムチの材料やレシピをご紹介していきましょう!
韓国料理の定番!白菜キムチの材料をご紹介!
「キムチ」と言えば、やはり代表的なのは「白菜キムチ」です。韓国では「ペチュキムチ」と呼ばれ、1年の間に食べる分の白菜キムチを冬の間に漬け込む家庭も多いようです。ここでは、日本でも定番の「白菜キムチ」の材料をご紹介していきましょう。
白菜キムチの材料
- 白菜
- 塩
- 大根
- ニラ
- 長ネギ
- にんにく すりおろし
- しょうが すりおろし
- 韓国産 粉唐辛子
- いわしエキス
- あみの塩辛
- 砂糖
- りんご
これらが最低限必要なキムチの材料となります。この他に人参の千切りなどを加えて作ることも多く、本場韓国では「もち米粉」を溶いていれて作ります。またりんごの代わりに梨を入れる場合もあるようで、その家庭によって作り方は様々となっています。
白菜キムチの他にもキムチはあるの?
上記は基本的な白菜キムチの材料ですが、白菜を他の材料にチェンジすることも可能です。日本でも焼肉屋さんで食べることの出来る「カクテキ」は大根のキムチですね。また、作り方は異なりますがキュウリを使った「オイキムチ」も人気があります。
この他にも韓国には「小松菜キムチ」や「イカキムチ」「ネギキムチ」や「ニラキムチ」といった、数えきれないほどのキムチがあります。キムチと言えば「赤くて辛い」イメージがありますが、中には「白くて辛くない」という「水キムチ」もありますよ。
キムチの材料に欠かせない「唐辛子」の選び方は?
キムチと言えば、やはり主役になるのが「唐辛子」です。唐辛子と言っても、赤唐辛子や青唐辛子など様々な種類がありますが、キムチの材料として使用されるのは一般的に「赤唐辛子」の「粉」となります。
赤唐辛子の粉ににんにくやしょうがのすりおろしを混ぜて薬味を作り、それを白菜に塗り込んでいきますが、この時のポイントが粉唐辛子を「2種類」使用すること!
韓国の粉唐辛子には粉末状の「粉唐辛子」と、日本で言う一味唐辛子のような「粗びき粉唐辛子」があります。「粉唐辛子」は赤味(色)と辛さをプラスする役割があり、居っぽい「粗びき粉唐辛子」には香りをプラスする役割があります。
これらをブレンドすることで、より深い味わいのキムチを作り出せるということですね!
唐辛子は韓国産じゃないとダメなの?
しかし、韓国産の唐辛子は実はあまり安いものではありません。韓国で販売されている韓国産キムチの多くに使用されている唐辛子も、実は中国産がほとんどだと言われています。
韓国産は風味も豊かでとても美味しいですが、近年は大量生産が行われていないため、キムチ作りに使用するにはちょっぴりお高めになってしまいます。
一般的に「韓国粉唐辛子」など大袋で販売されているものも、パッケージ裏の原産国を確認してみると中国産だったということが多いので、気になる方はチェックしてみましょう。
また、使用する唐辛子は韓国産じゃなくても大丈夫ですが、日本の一味唐辛子は全く風味や味が違うため使用するのを避けた方が良さそうです。もちろん七味唐辛子なども厳禁ですよ!
キムチの材料を通販でセット購入しよう!
韓国で愛されているキムチ。日本でも冷蔵庫に常備してあるという家庭も多いですよね。そのまま食べるだけでなく、キムチチゲやキムチチャーハン、豚キムチなど何にでも使える万能なおかずのひとつです。
しかし、冒頭でご紹介した通りキムチの材料の中で日本人には馴染みのない食材がありましたね。「いわしのエキス」と「あみの塩辛」は日本ではあまり知られていない食材かもしれません。でも、これらは通販サイトを通じて購入することが可能です。
楽天など大手ショッピングサイトでは「キムチ 材料」や「キムチ セット」などで検索すると、キムチを作るための材料がたくさん検索されます。りんごや唐辛子などは近所で買えるという場合には「いわしのエキス」「あみの塩辛」とダイレクトに検索すると良いですね!