韓国三大芸能事務所JYPエンターテインメント
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SMエンターテインメント、YGエンターテインメントと並ぶ韓国の三大芸能事務所のひとつ、JYPエンターテインメント。2PM、Miss A、GOT7、TWICEなどトップアイドルを数々生み出してきたJYPのスゴ腕社長、パク・ジニョンについて紹介します!
JYPエンターテインメントはどんな会社?
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JYPエンターテインメントは1992年から歌手兼ダンサーとして活躍していたパク・ジニョンが独立し、1997年に設立した「テホン企画」が前身です。
パク・ジニョンは自身も素晴らしいアーティストでありながら天才的なプロデュース能力があり、god、ピ(RAIN)やワンダーガールズなどのK-POP第一世代アイドルグループを育てました。2001年4月、パク・ジニョン(Jin-Young Park)のイニシャルを取って「JYPエンターテインメント」に社名を変更し現在に至ります。
その後もJYPエンターテインメントは順調にアーティストを輩出し、現在では韓国3大芸能事務所のひとつに成長しています。彼の卓越した音楽のセンスは現在に至るまでK-POPシーンに大きな影響を与え続けています。
JYPには有名アーティストが勢ぞろい!
たくさんのアーティストが所属しているJYPエンターテイメント。それぞれが時代を代表するヒット作を残している有名なアイドルばかりです。
これもみなパク・ジニョンの優れたプロデュース能力の成果だと言われています。代表的なアーティストを見ていきましょう!
K-POPブームの火付け役〈2PM〉
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2008年にデビューした2PMは6人組の男性アイドルグループです。デビュー前からJYPの練習生が競い合ってデビューを目指すという新人育成番組『熱血男児』に出演し、アイドル訓練生としての過酷な日常が放送されて注目されていました。
デビューにあたり、プロデューサーであるパク・ジニョンは「彼らは私の自尊心」と発言し、以前人気を博したアイドルグループgod以後10年ぶりに登場したJYPエンターテイメントのボーイズグループとして話題になりました。
『熱血男児』で選抜された6人はパク・ジニョンの狙い通りデビュー後大ブレイクします。2010年の日本デビュー後は日本でも大人気となり、K-POPブームの火付け役となりました。
世界各国で絶大な人気を誇る女性アイドルグループ〈TWICE〉
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現在のK-POPシーンはTWICE無しでは語れません。TWICEは2015年に韓国で結成された女性9人組アイドルグループ。2015年にMnetで放送されたサバイバルオーディション番組『SIXTEEN』を通して選ばれた多国籍メンバー9人によって結成されました。
9人のうち、各メンバーの国籍は韓国が5人(ナヨン・ジョンヨン・ジヒョ・ダヒョン・チェヨン)、日本が3人(モモ・サナ・ミナ)、台湾が1人(ツウィ)。デビュー後、数々の音楽番組で1位を獲得、日本でも2017年、2018年の紅白歌合戦に出場するなど、かつての少女時代以上の成功を収めたと言われるグループとなりました。
彼女たちの生みの親はまさにパク・ジニョン。公開オーディション番組でメンバーを選ぶことで、視聴者もメンバーへの思いが強くなり一層応援したくなるという効果を狙い、デビュー後も一体感が味わえるという方式はまさに彼の思惑通り。パク・ジニョンに選ばれたメンバー9人もみな魅力的です。
逃した魚は大きかった?過去にJYPに関係していた人気アイドルも・・・
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最強のアイドルを養成するJYPエンターテインメントですが、JYPを離れた後にブレークしたアイドルもいます。実はすごい人たちばかり…。
・ハニ(EXID) 高校時代JYPの練習生だったが、1年で除名されてしまい、それがきっかけで中国への留学を決意した
・ヒョリン(SISTAR) ハニと共に1年間JYPの練習生として過ごした。IU JYPのオーディションの時点で落とされ、練習生になれなかった
・CL(2NE1) 2AMのチョ・グォンと同期の練習生
・イ・ギグァン(BEAST・現HIGHLIGHT) デビュー候補だったが「才能はあるが、努力や切実さが足りない」とパク・ジニョンに言われ辞めることになった
・シウミン(EXO) JYPのオーディションを受けたが練習生にはなっていない
…などです。ちょっと挙げただけでもこれだけのビッグネームが出てきますが、これは「JYPが才能を見抜けなかった」のではなく、「たまたまJYPとの相性が悪かった」と考えた方が良いのかもしれません。
あのBigHit代表〈パン・シヒョク〉も才能を見抜かれていたうちのひとり
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世界的に旋風を巻き起こしているBTS(防弾少年団)、彼らの生みの親であるBighit(ビッグヒット)エンターテイメントの代表パン・シヒョクもパク・ジニョンをリスペクトする1人です。
パン・シヒョクは1972年生まれ、ソウル大学卒のエリートです。1997年、作曲で才能を発揮したパン・シヒョクはパク・ジニョンにスカウトされます。パン・シヒョクはgodや2AM、RAINなどに曲を提供し、無数のヒット曲を手がけました。彼がJYP在籍中に発表したヒット曲は200を超えるとも言われています。
2005年、パン・シヒョクはJYPエンターテイメントを去り、Bighitエンターテイメントを設立します。その後、2013年にBTSがデビューし、彼らが大ブレイクしたことでBighitエンターテイメントは韓国だけでなく世界で注目される芸能事務所となりました。
彼はJYPエンターテイメントに入社して退社するまでの8年間について「音楽の企画・プロデュースのAtoZはパク・ジニョンから学んだ」と話しています。パク・ジニョンはアーティストの才能だけでなく、パン・シヒョクのような名プロデューサーの才能も見抜いて育てていたんです。
JYPの社長パク・ジニョンについてご紹介!
ここからはJYPエンターテインメント社長であり現役のシンガーソングライター、しかもかなりイケてる!というパク・ジニョンのさまざまな情報について紹介します!
あだ名は餅ゴリ?スゴ腕創立者〈パク・ジニョン〉
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1972年、韓国ソウルで生まれたパク・ジニョンは父親の転勤で小学1年生の時に渡米、2年余りニューヨークに居住した時にブラックミュージックに触れ、音楽にのめり込みます。大学入学後、歌手になることを決意し、1992年から歌手活動をスタートします。
1997年に独立して事務所を設立、持ち前のプロデュース能力で数多くのアイドルを育て上げました。2001年にJYPエンターテインメントに社名変更し代表となってからも、自身の音楽活動はもちろん、たくさんのアーティストを輩出するプロデューサーとして活躍しています。
あだ名はセクシーゴリラ、トッゴ(떡고・餅が大好きなゴリラ)、餅ゴリ…。才能溢れる彼に対してあまりにもな感じがしますが、ビジュアルを見ると納得するかも。
結婚相手は一般女性
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パク・ジニョンは1999年に1度目の結婚をし、2009年に離婚しています。その後2013年10月に再婚、お相手は9歳年下の一般女性です。
ジニョンはme2day(韓国版ツイッター)で結婚を発表した際、「一目でお互いに好感を抱いていましたが、ずっと平凡に生きていきたいという彼女の気持ちもあって迂余曲折がありました…私は芸能人であり皆さんとずっと意思疎通しながら生きていくべきですが、彼女はずっと今のまま平凡に暮らせるようにしてあげたいのです」と語っています。一般人の奥さんを気遣う姿勢が紳士ですね。
一般女性ということでお相手の詳しい情報は伝わってきていませんが、結婚5年を経て2019年の1月に娘が誕生し、2月には愛娘のために作った『ぎゅっと握ったこの手』(原題)のミュージックビデオを公開しています。
自身はシンガーソングライター!
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現在は実業家、音楽プロデューサーとしての地位を確立しているパク・ジニョンですが、原点であるシンガーソングライターとしての活動も大切にしています。アメリカでブラックミュージックに影響を受けたという彼のステージは最高にファンキーでセクシー。圧巻のダンスパフォーマンスと美声は韓国のマイケル・ジャクソンと呼ばれているのが納得できます。
最近はプロデューサー業がメインで歌手活動から遠ざかっているように見えますが、2017年から韓国KNTVで放送された『パク・ジニョンのParty People』では毎回さまざまなアーティストをゲストに招き一緒にライブをするなどの活動をしていました。カムバックもお待ちしています!
ドリームハイで役者としても活躍
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『ドリームハイ』は、韓国KBSで2011年に放送されたテレビドラマです。ペ・ヨンジュンとパク・ジニョンの共同プロデュースによる芸能高校を舞台とした学園ドラマで、パク・ジニョンは俳優にも挑戦していました。
未来のスターを夢見る若者たちがキリン芸能高校に入学し、挫折や葛藤を抱えながらも努力し、愛と友情を築いてゆくこのドラマ、出演者は現在も活躍する大物揃い。Miss Aのペ・スジ、2PMからテギョンとウヨン、IU、キム・スヒョンなど錚々たるメンバーが高校生役として出演。その中に教師として出演していたのがパク・ジニョンです。
パク・ジニョンの役柄はファンキーな英語教師。自身も密かに芸能界デビューを目指しているという設定だったので、ドラマ内で突然踊り出すことも。高校生役のアイドルが中心のドラマなのですが、とても印象に残る出演者となっていました。
「所属アーティストは家族」JYPの徹底したアーティスト管理
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アーティストの移籍報道もたびたび伝えられる韓国芸能界。しかし、JYPエンターテインメントは韓国の三大芸能事務所の中で最も所属するアーティストと良好な関係を築いていることで知られています。
パク・ジニョンは「所属アーティストは家族」「才能よりも人格を大切にする」とたびたび公言し、所属アーティストと社員を家族として大切に扱い、風紀を非常に重要視しています。そのためJYPエンターテイメント所属のアイドルのスキャンダルは他の事務所と比較しても非常に少ないのです。
パク・ジニョンの方針によって、JYPエンターテインメントの豪華な自社ビルの中には所属アーティストや社員が自由に利用することのできる「JYPパプ」というレストランが用意されていたり、所属アーティストと社員の健康管理を徹底しており、インフルエンザの予防接種や健康診断などの費用は会社が負担したりと至れり尽くせり。
また、社員のために心理カウンセリングを受けることができるメンタルケア制度も完備。さらに、所属アーティストと社員が交通法規を守り、安全に運転できるように「無事故安全運転手当」も支給しています。まさに家族への心遣いそのもの。パク・ジニョンが多方面で敬愛される理由がわかる気がします。
三大事務所の中では唯一の親日?
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親日家と言われているパク・ジニョン。自身の音楽のルーツがアメリカと日本にあると語ったのが理由です。
アメリカでブラックミュージックに影響を受けたパク・ジニョンは、帰国後、サザンオールスターズの桑田佳祐が率いるKUWATABANDの曲を聴き、アジア人でもこんないい曲が作れるんだと衝撃を受け、日本の音楽を聴きはじめました。
1998年まで韓国では日本の文化芸能を取り入れることが法律で禁止されていました。もちろん日本の歌を聴くことやドラマを見ることは法律上出来ません。しかし彼は韓国の闇市で日本の音楽を手に入れて聴いていたそうです。
パク・ジニョンは楽器を弾きながら歌うスタイルや、さまざまなアーティストをプロデュースし自らを中心にファミリーのように活動することから、以前は「韓国の小室哲哉」と呼ばれていたこともあります。小室の楽曲を愛聴していた事を公言していて、小室と対談した際「中学生の頃、当時禁止されていた日本の音楽を闇市場で聴き、大きな衝撃を受けたのが渡辺美里の『My Revolution』だった。あの曲を作った方が、目の前にいることに感激している」と語ったというエピソードがあります。
評価の高いJYP!今後排出されるアーティストにも注目
「大衆にも愛されて、音楽的にも認められる、そんな歌手を育てることが僕たちの会社の方向性だ」と話すパク・ジニョン。彼は良い音楽を作り、真心を込めた音楽をやっている人たちが国籍を超えて愛される、そんな環境を作ることが重要だとも語っています。
1人のアーティストとしてだけではなく、広い視野を持って人材をを育てる素晴らしい人物、パク・ジニョン。これからもJYPエンターテインメントのアーティスト、そしてパク・ジニョン社長に注目です!