韓国の四物飲料と呼ばれる「紅人参」とは?
台湾には、女性の美と健康をサポートしてくれる四物飲料という漢方ドリンクがあります。4物には、「当帰・熟地黄・白芍・川芎」の4種類の漢方が入っており、血の巡りをよくする働きをしてくれます。韓国には、「紅人参」というものがあります。今回は、韓国の四物飲料といわれている「紅人参」の期待できる効果や飲み方について紹介していきます。
紅人参の効果と成分を調べてみました!
まず、「高麗人参」と「紅人参」の違いが何か気になる方もいると思います。紅人参はそもそも高麗人参を加工したものです。加工方法によって「水参(生人参)」、「白参(乾燥人参)」、「紅人参(紅参)」の3つに分類されます。
水参は、畑から起こしたままの生の高麗人参のことをいいます。韓国では家庭料理にも使用します。韓国料理で有名な参鶏湯(サムゲタン)に使用するのも水参です。水参の水分量を12%以下になるように乾燥させたものを白参、水参の皮を剥がさずに蒸気で蒸した後、水分量が14%以下になるように自然乾燥させたものを紅人参といいます。
高麗人参はウコギ科に属する多年草植物であり、学名には「すべての病気を治療する」という意味をもっています。歴史も長く、中国では大昔から一番効く「不老長寿の薬」として用いられています。
高麗人参には、ジンノセイドという健康成分が含まれており、不調を根本から解消へと導くといわれています。その他にも、ミネラルやマグネシウム、アミノ酸であるアルギニンも多量に含まれているため、老若男女問わず「美容」、「活力向上」の効果や健康維持に役立つと期待できます。
本場の韓国では高麗人参は身近な存在であり、コンビニやスーパーで気軽に購入することができます。日本人が栄養ドリンクを飲むような感覚で韓国人は高麗人参を料理に使用して食べたり、加工されたものを飲むことのよって、健康に気を使っています。大切な人への贈り物としてもよく選ばれています。
紅人参茶の飲み方は?健康茶として取り入れよう!
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高麗人参には粉末やタブレット、抽出液、お茶などの様々なタイプがあります。紅人参茶にも水にすぐ溶ける顆粒や粉末、ティーバック、液体などのタイプがあり、好みで選べることができます。紅人参茶の飲み方としては、食前の空腹時や食間に摂取するのがベストといわれています。製品によっては飲み方が異なる場合があります。購入した際には、説明をよく読み服用してください。
普段からコーヒーの過剰摂取でカフェインの取りすぎに気を付けたい方、ジュースの飲みすぎや健康に気を付けたい方には紅人参茶を健康茶として飲むことをおすすめします。
高麗人参には、特有の苦みや香りがあります。そのため特有の苦味や香りが苦手という方は、最初は薄めの味にしてその後少しづつ濃くして味に慣れていきましょう。初めて飲む方は、「これは薬だ!」、「健康のためだ!」と思って飲むといいと思います。