慶州でおすすめの観光スポット!展示物から文化を学ぼう!
歴史上で初めて、朝鮮半島を統一した新羅の都として発展を遂げた慶州。ここには多くの展示物や出土品も収められています。
国立慶州博物館
発掘調査などで出土した新羅王国の遺物など、十数万点を収蔵している「国立慶州博物館」。その中から約3000点が展示されており、考古館や月池館あどがあります。
仏像や国宝となっている「エミレの鐘」、金冠なども展示されています。純度98%を超えるこの金冠はなんと1921年に「民家」から発見されたんだとか!
また、こちらの博物館では日本語音声案内機のレンタルもあり、英語での案内も行っています。外国人観光客にも嬉しいポイントですね!
石氷庫(ソッピンゴ)
王宮跡地に残っている世界最古の冷蔵庫「石氷庫」。宮中の食糧を保存していた冷蔵庫で、冬に入れた氷が夏まで残っていたことで知られています。
現存する石氷庫は李朝第21代英祖のときに再建されましたが、オリジナルの石氷庫は505年に建てられたと言われています。高さ5.4メートル・長さ19メートルにもなる巨大な冷蔵庫は、この時代の文化を知ることが出来る重要な建築物のひとつです。
慶州東宮と月池(キュンジュトングンとウォルチ)
海をイメージして作られた人工の池「月池」。30代文武王が三国統一を記念して674年に建設した離宮跡が「慶州東宮」です。
今は4分の1ほどしか残っていませんが、国賓を招待し、舟を浮かんで楽しんだと言われています。1970年代には発掘調査も行われていますが、まだまだ解明できない謎も多く、歴史好きの方の興味を誘います。夕方頃にはライトアップされ、その美しさは圧巻です。
慶州でおすすめの観光スポット!世界遺産を観賞!
ここでは慶州市内中心部から南東へ10キロほど離れたエリアをご紹介していきましょう。慶州観光で欠かすことのできない「世界遺産」に注目です。
仏国寺(プルグッサ)
525年、新羅23代王の法興王が夫人のために建立したと言われている「仏国寺」。新羅仏教芸術の最高峰として、1995年には世界遺産に登録されました。
寺には「彼岸世界」「極楽世界」「蓮華蔵世界」の3つに分かれた「殿」があり、国宝に指定されている7つの遺物を見ることも出来ます。また、外観撮影はOKですが、内部の撮影は一切できませんので注意が必要です。
石窟庵(ソックラン)
750-780年頃に仏国寺を再建した金大城が創建した石窟「石窟庵」。こちらはアジア三大洞窟寺院のひとつに数えられています。
高さ3.48メートル、幅2.6メートルの巨大な仏像は細やかな装飾が施されており、新羅の石造技術の高さを知ることが出来ます。また38体の像が彫り込まれている周囲の壁面も見どころのひとつとなっています。
掛陵(クェヌン)
十二支神像が立つ新羅王陵で最も美しい古墳が「掛陵」です。新羅第38代王の墓とも言われ、統一新羅時代の王陵のなかで、最も原型を保っているとして有名です。
慶州民族工芸村
新羅仏教美術から伝統工芸に触れることが出来る「慶州民族工芸村」。慶州に伝わる伝統工芸品を保存するという目的で1986年に造られました。
2000平方メートルの敷地内には金属・陶芸品・木工・宝石・石工・刺繍・韓紙など、慶州各地に伝わるさまざまな伝統工芸の工房が数十軒並んでいます。それぞれの制作過程を見学できるほか、工芸品の販売も行われています。