こんにちは!今回紹介したいのは韓国の国旗の意味や由来についてです!日本の国旗にも意味があるように、韓国の国旗にももちろん意味があります。
今回は、韓国の国旗にまつわる由来やその意味を誰にでもわかるように簡単に説明していきたいと思います。
韓国国旗を画像付きで子ども向きに解説!意味と由来
さて、韓国の国旗の由来と意味をここで易しく解説したいと思います。
韓国国旗が制定されるまで
韓国の国旗は「太極旗・テグクキ」と呼ばれています。この太極旗が考案されて使われ始めたのは朝鮮王朝の高宗時代の1882年9月のことでした。それほど昔のことではないんですね。
この頃、韓国と日本との間には条約が結ばれていてそれを発効させるために韓国から2人の役人が派遣されたそうです。そのうちの一人の朴泳考は朝鮮にも国旗が必要だ、と考えていたようで日本に向かう船の上でこの太極旗を考案しました。そして、1883年に正式に国旗として採用されたそうです。
この太極旗のデザインは決まったのですが、実はその後もこれといって唯一のデザインがあったわけではなく、様々なバリエーションがありました。
こちらは太極旗が制定されて間もない頃の国旗です。中央の部分がややちがいますよね。そして、周りの黒い線の配置もやや違います。このようなバリエーションは数多く存在し、なんとそれは1948年にきちんと統一されるまで続きました!
韓国国旗と中国古代思想との密接な関係
この国旗の意味ですが、白い部分は国土であり、中心部分は国民であると説明されています。四隅の線は政府を意味するそうです。
こちらは中国易経の八卦(はっけ)図。ここから、韓国の国旗は「乾(けん)」というマークを国旗の左上に置き、「天」を意味しました。「坤(こん)」は「地」を意味し右下におかれました。左下にあるのは「離(り)」で「太陽」を表し、右上にあるのは「坎(かん)」という「月」を意味するシンボルです。
さらに国旗中央のマークの赤と青の太極模様は陰(青)と陽(赤)の調和を表していて、東アジアにおける伝統的な宇宙観を表しています。
これらを見ると、中国の古代思想の影響を強く受けていることが分かりますね。