韓国アイドルに影響を及ぼしている中国との関係は?
現在、中国と韓国の政治的な関係があまりよくないため、中国では次々に韓国アイドルや俳優・女優を排除する働きが増えてきています。そのため、予定していた映画が中止になったり、活動が制限されるという被害を受けている韓国の芸能人も少なくありません。
特に中国籍のアイドルたちは、韓国内での活動を中国政府によって制限されていると言われており、EXOメンバーのレイや、f(x)ビクトリアなどが、その代表的な人物として挙げられています。
そこで今回は過去に中国人メンバー数人が脱退しているアイドルグループEXOについて、脱退の理由や現在の活動、グループ活動に参加できていないメンバー・レイについてご紹介していきたいと思います。
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クリス
5ソウル中央地方裁判所にEXOの元メンバーのクリスがSMエンターテイメントに訴訟を提起しました。訴訟は専属契約効力不存在確認です。
理由はSMエンターテイメントからの不当な扱い、給料面、仕事量の不満。あとは、やりたい仕事があるのに専属契約しているのでできないこと。クリスは脱退前から突然行方不明になったり、韓国での生活が慣れずにやめたいと言っていたようです。
結果的に2016年にSMエンターテイメントとの和解が成立していますが、2022年までクリスはSMエンターテイメントとの専属契約が有効と裁判所で判断を下しました。そのため、韓国と日本での活動は出来ないというのが結論です。
ルハン
クリスに続き、その5ヶ月後に脱退したのがルハン。こちらもクリスと同じ訴訟を起こしています。ですが、すでにファンの間では訴訟の1ヶ月前くらいから体調不良で活動を中止していたりしていて脱退するのでは?と噂になっていました。
ルハンは優しい性格で両親思いなので一緒にいたかったとホームシックにもなっていたようです。母国である中国でも大人気なので個人的な活動も母国でやりたいという思いもあったようです。
そしてルハンもクリスと同じく、韓国と日本での活動はできないという結果に至っています。
タオ
クリス脱退の時、批判的な態度を見せていたタオですが、ついにタオも脱退してしまいます。こちらも先の2人と同じ訴訟内容であり、代理人は3人も同じです。
ルハンは以前から脱退したいということをメンバーに告げていたようですが、クリスやタオは突然の脱退だったということもあり、水面下で脱退を促している中国の法人があると言われています。確かに、先立つものがなく、脱退はしないですよね。
タオは怪我などを理由に、父親が強制的に脱退させたと言われていますが、そのすぐあとになんと個人事務所を設立。その後、ソロアルバムまで発売しています。
ここでSMエンターテイメントの怒りが爆発!発売したアルバムを再生できないよう手段を取り、今までのふたりとは違い、SMエンターテイメント側からタオのアルバムを制作した会社へ訴訟を提起しました。訴訟内容を説明すると、専属契約効力不存在確認の判決がついていない状態にも関わらず、個人でのアルバム発売は違法だと訴えました。